モリーとドラクエ各世界
素晴らしすぎます、この人は。……と、思わず黄色い声を上げてしまいそうな御仁が、言わずと知れた、モンスター・バトルロードの主宰者、モリー。
タカミネは当初、ここの建物が何なのか解らないまま、ラスボスまで引っ張ってしまった経緯がある。
まさか建物の脇に上に続く通路があり、屋上に彼が佇んでいたことなど、全く知らなかった。
彼は何故、バトルロードに飽くなき追求を燃やしているのか。天空編のライアンやトルネコが存在している世界の繋がりを考えれば、エデン編の某モンスターパークの血統をも継いでいるのだろうか。
788cf8d9.jpgいずれにしても、かく言う高名の士というのは、裡に大望を秘めているが故に、どことなく浮世離れをしている。
しかし、どの様な立派なことを言っても、不思議と圧倒されるほどの説得力があるから不思議なのだ。
彼に付随する三人の若い女性が、彼に心酔している理由もよく解る様な気がするし、モリーはかといって女癖の悪い人物ではないことが覗える。文字通り『ダンディズム』を貫徹するがゆえに、人を惹きつける。
津川雅彦張りの渋さを前面に、しつこくない陽気さ、時々ぼけたりするところが庶民くさい、まことにもって完璧な名士だろう。
魔界の影ひしひしと近づく昨今にあって、悠然と趣味に興ずる余裕はどこから来るのだろうか。ドルマゲスも、七賢家の末裔のみを狙い、モリーを討たなかったのは致命的だったのかも知れない。

d2c3b3bb.jpg ちなみに、イベントで戦闘にしておかなければなかなかお目に掛かれないキャラクタの表情。メモを眺めるゼシカのこの表情が、そこはかとなく、惹かれます。カワイイと思いますね。