アドル:私はアドル=クリスティンです。なんだかわからないけど、三国志という世界を旅してみてはどうかと言われました。この町は『寿春(じゅしゅん)』とか呼ばれているらしく、私はこの町で倒れていたらしい。良く見れば・・・ん、何だこの世界は。戦いが絶えていないじゃないか。全く・・・人間同士で争うなど無益なことだ。よし。私が代わってこの大陸を平和に導こうじゃないか。

 アドル=クリスティン、気ままな女たらしの旅・・・もとい、見聞録執筆のための筆を置き、中国大陸の戦乱を収めるべく、立ち上がった。 3dffa024.jpg

【西暦200年】 永安

アドル:うーん……ずいぶんと歩いた。歩くのには慣れているけど……ん? あれは?
オルハ:え? アドル:オ、オルハじゃないか
オルハ:……? 誰です、あなた
アドル:(何だ……まさか忘れている……これは……) 初めてお目にかかります。私はアドル。どうぞよろしく。
オルハ:ああ、あなたがアドル殿でしたか。お目に掛かれて、嬉しく思います。

何だかんだとオルハとアドルは意気投合。アドルは特技の「隠密」の秘術をオルハに教えた。

オルハ:ありがとうございます。名高きアドル殿に師事できるとは誉れ高いこと。
アドル:なになに。私こそ、あなたと「親密」になれて嬉しく思います。
オルハ:では、また縁があればいつか。

オルハはそう言って永安を去っていった。アドルは桓楷という男とも知己を得たが、オルハほどの美女の後、むさい男と付きあう気にはなれず、南へと向かった。

【同年】 零陵

アドル:ここは?
町の人:ここは“ラドラス王”が治める町ですよ。
アドル:ラドラス? ま、まさか『テイルズ オブ リバース』の……
町の人:さぁ
アドル:うっわー! 本当にTORだ。アガーテ王女とかミルハウスト、ヒルダまでいるよ。

どうやら彼らもこの世界に覇を競うみたいだ。

ミルハウスト:ふむ。君がアドル君か。
アドル:(鼻であしらいやがるか、この優男め)
ヒルダ:私はラドラス軍のヒルダと申します。どうぞよろしく。
アドル:おお! 美人発見! お近づきに・・・
ヒルダ:悪いが、そなたと無駄話をしている時間はない…

3秒で断られました。 bc477560.jpg

それから失意のアドルは寿春に帰り、ひたすらバイトの日々。その間に世間は大いに動いていた。
201年3月、武都のドラゴンクエスト4勢力・エリオンが劉璋によって攻め滅ぼされる!

アドル:あっちゃー!うそーん!アリーナとか、マーニャがいるのに!?あっけねー

そんな驚きも束の間。2か月後、今度は南海に居を構えていた、TOR主人公・ヴェイグが孫策によって攻め滅ぼされる!!

アドル:そりゃあ、クレア~クレア~と言ってるようなひ弱野郎は敵じゃネエよな、小覇王殿には。

そんなこんなと他人を笑っているアドルだったが、本人いつまで在野のままでいる気なのか。遂に家を構えていた寿春が劉備に攻め落とされ、間もなく孫策にも攻められて火の海と化していた。

アドル:バカ野郎め。家を焼きやがって……。

最後に家に帰った時、あのオルハが訪れてきてくれた。どっかの街の様子を話してすぐに帰っていった。なんなんだ……。結局何にも出来ないまま、アドルは遙か南・雲南地方に落ち延びる。領主はドラゴンクエスト8・主人公エイト軍。配下にはククールとゼシカという若者がいた。
そして、アドルに転機が訪れる。

ゼシカ:アドルさん、是非私たちの力になって頂けませんか。
アドル:(この若者達に、賭けてみるか。吉と出るか、凶と出るか……)

アドルは、DQ8・エイト軍に身を投じた。 547d1745.jpg