さて、本日タカミネコウの三枚下ろしは、先日に引き続いての同級生2。90年代を代表した恋愛フロンティア。その足跡を辿ってみましょう。

今日の史跡探訪は、根暗なメガネ娘、実は超絶美少女の「加藤 みのり」。

ビン底メガネにグリグリ弥次郎兵衛頭。人とは話さず根暗、勿論友人は皆無。
まさに絵に描いたような「ブス」である彼女、加藤みのりは、鷹岑が今になって結構推奨できるキャラクタと思えるようになっていた。
オリジナル版の1995年近辺はさほど注視していたキャラではなかったが、やはり年齢を重ねて行けば……というか、色々と世間を見ればこの少女のストーリーというものにある程度の親近感を憶えるのも事実である。
加藤みのりの経歴は善人則天武后。要するに、覚醒するまでの彼女はまさしく奴婢のような扱いだった。則天武后に重ねたのは、研けば光った玉だったからだと言うこと。善人というのは則天武后の悪しき部分を全て取り払ったような性質だということ。ああ、何を解説しているんだ、俺は(笑)
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美人は何をやっても美人、ブスはどこまで行ってもブス

根暗なメガネ女が髪をほどいてメガネを外せば超絶美少女。
こう言う設定を目の当たりにしたのがこの作だったわけだが、実際問題を考えてみよう。本当の美人というものは、たとえホームレスになろうが、ボロを着ようが一週間風呂に入るまいが、美人なのだ。逆にブスはどんなことをしても結局はブスのままである。勿論、見た目に限っての話であると言うことをお忘れ無く。整形すりゃあいいんじゃんとは言うが、自分に自信をつけるための整形は由。それを言うならやっぱり美人は総得と言うことになる。
加藤みのりは「見た目で人を判断する人なんて大嫌い」と、ツンデレよろしく語気強く言っているのだが、世間一般論としては、やっぱり人間「見栄えが良い」のが一番のようだ。鷹岑もやはり消去法で行くならハリセンボンや光浦、森三中は選択肢の最後の最後になる。
鷹岑は「加藤みのり」を振った“汚れ役”・西御寺有朋の気持ちも解らなくもない――――と、思えるようになった。ここが自分でも大人になったのかねえと思うところだ。
主人公の竜之介の言うように、メガネを取った時の自分が可愛いと自覚している彼女は、相当なタマの持ち主であって関われば自分の人生さえダメにしてしまいそうな毒性を秘めている。

39e3d230.jpg覚醒みのり……覚醒した加藤みのりはおそらく、舞台である八十八学園中で舞島可憐に次ぐ美少女となる。以前は西御寺の悔しがりようにせいせいした感覚だったが、この年になると西御寺の気持ちもある程度は理解できるようになった(擁護するつもりはないが)。
いずれにしろ、ヤンデレの果てに竜之介と結実。学園史上屈指の名カップルとなった。



ここ数年でサブカル界にはツンデレからヤンデレという言葉が創られてきた。そう言う現代視点で史跡を辿れば、彼女・加藤みのりはツンデレからヤンデレになり不幸な結末ではなく至福のハッピーエンドを迎えたという、極めて異種的で画期的なキャラだったと言っても良いだろう。
家庭の事情がありながらも嘘の上塗りを重ねて男性への偏見から至誠の人・竜之介の怒りを買う。当初はけんもほろろに竜之介をあしらってきた、ツンデレみのりも、自らの不誠実さに激怒した竜之介を見た瞬間にヤンデレと化す。
物語だから短く済んだが、この美少女ストーカーは、画面を見ながら萌える男性諸君の思いなんぞやとばかりに、ナイフを懐に秘めて竜之介を追いかけそうな雰囲気であった。覚醒みのりにストーキングされるなら死んでも良い。まさしく美人は何をやっても美人。
果たしてそうならば世も末だったね。
彼女に特化して話を進めれば竜之介も自らの気持ちに気づいたかみのりに押し切られて結実したのかも知れないが、他方同時攻略の末にみのりを選ばなかったとするならば、SchoolDaysの伊藤誠なみに絶命していたかも知れない。
加藤みのりはこれ以上失うものがないような境遇に描かれているからある意味無敵だ。浮気はするな、彼女は最強だからな。合掌(-人-)ナームー...