ところで「テイルズ オブ リバース」って今更って感じじゃないですか?

全くそんなことはないですね。本当に好きな作品は五年十年経っても変わらないものだと思っています。
実際、鷹嶺のMY嫁はWith youの氷川菜織ですから(笑)
逆に、旬の頃はメチャクチャ好きだったのに、1,2年過ぎればもう冷めた・・・。そう言うのは好きだとは言えませんね。「俄ファン」、「エセファン」だと言っても良いでしょう。

クレア「つづき、書いてくれますか?」
鷹嶺「意欲はあると言っています。あとは時間と体力ですね。流行や時代の変遷は、鷹嶺にとっては影響は全くありません」
マオ「今この瞬間に、リバースプレイしている人っているのかナ?」
鷹嶺「リバースファンが、検索をかけてでも来てくれている人が1人でもいる。そのことに意義があると思っています」
ヒルダ「そのくせに、あんた寄り道が多いわよね」
鷹嶺「プロじゃないんですから、普段の趣味を犠牲にしてまでするつもりもありません」

ティトレイ「アビスは書くのか?」
鷹嶺「書かないよ。君たちの物語終わらないうちに書く義理はない。と言うかー」
アニー「え?」
鷹嶺「そうこうしているうちにテイルズのシリーズも相当進んでいるみたいねえ。次世代機とかで」
ヴェイグ「やらないのか?」
鷹嶺「やる暇があったらとうの昔にやっとるわ」
ユージーン「時間がかかっても、我らを動かしてくれると有り難いな」
鷹嶺「まあ、僕はどちらかというと過ぎ去ったブームや祭りの後の静けさが大好きな性分ですからね(笑)」

で、即席で書いてみました。TOR・ALONEを待ってくれている人へ。簡易二次小説 第∞章

第∞章 途上の想い

 ミルハウスト=セルカーク大将軍・ユージーン=ガラルド中将軍の連名で招待状がスールズに届いた。
「ヴェイグ、バルカから封書が届いたわ」
 町外れの牧場で酪農家スコーティンの手伝いをしているヴェイグ。クレアが嬉々とした様子でその封書を振りかざしながら、鈍足な牛たちに悪戦苦闘している彼に、かん高い声でそう告げた。
「ミルハウストとユージンからか。何かあったのか」
 家畜の臭いを漂わせながら、手袋を脱ぎ、クレアの側によるヴェイグ。
「え―――――と。何、謝肉祭・・・が」
 クレアの胸が、無意識に高鳴った。あの戦いの後、スールズに戻ったふたり。数奇な運命に巻き込まれる前の生活に戻る。ヴェイグは村人の家業の手伝いをしながらベネット家を助け、クレアもあれ以来、教師のスキルも身につけたようで、子供達に道徳を教えていたりする。そんなふたり。いつまでも幼なじみの領域を出ない。後退は当然だが、進展もない。
 互いに意識しているはずなのに、それがかえって障害となっている。
(何か、似合ってる・・・)
 泥よごれ、牧草にまみれたヴェイグがすぐ側にいる。それは、あの戦いの最中に見た、凛凛しき剣士ではなく、格好つけない、普通の、クレアがきっと求めていた、凡庸な幼なじみの青年像だった。
「・・・どうした、クレア?」
 ヴェイグが心配そうにクレアを見つめていた。不覚にも意識が飛んで茫然としていたのだろうか。慌てて笑顔で返す。
「何でもないわ。ごめんなさい、ヴェイグ」
「そうか。ならばいいんだが・・・ところで、どうするクレア。バルカの謝肉祭に招待された。ティトレイやヒルダたちも呼んだらしいのだが」
「ヴェイグはどう、行きたいんじゃない? 私はヴェイグの言う通りにするわ。あなたが決めて」
 ヴェイグの答えはひとつだった。照れくさそうに、頬を染める寡黙な幼なじみ。クレアは思わず、ヴェイグの腕に、自らの腕を回した。
「お、おい・・・」
 突然の行動に戸惑うヴェイグ。
「うふふ、楽しみ。考えてみれば、ヴェイグとふたりでどこかに出かけるのって、無かったじゃない?」
「そう・・・だったか?」
「そ! だから、すごく楽しみ。ありがとう、ヴェイグ」
 満面の笑顔を向け、そして見つめる。
「そ、そろそろ仕事に戻らなければ・・・」

 いつも、ヴェイグが。いつもクレアがそこから進めぬ。求めていた感情、求めていた表情。互いを想う心の枷。まだまだ、このふたりは、色恋沙汰については裄丈もないようだった。

出演
ヴェイグ・リュングベル 檜山修之 クレア・ベネット 安田未央