君のいる町 創作小説・桐島青大×神咲七海篇
たどり着いた場所へ featuring 星の雫 by DEEN
第3話の部分抽出です。
また、今回このSSを書くに当たってイメージしたDEEN/星の雫のPVも貼っておきます。
併せてどうぞ。
たどり着いた場所へ featuring 星の雫 by DEEN
第3話の部分抽出です。
また、今回このSSを書くに当たってイメージしたDEEN/星の雫のPVも貼っておきます。
併せてどうぞ。
月光が差す青大の部屋。布団に横になりながら、窓の外を見つめる。満天の星が、青大の瞳に反射していた。
(何も言わないで――――ちょっと……だけ、こうしててもいい?)
七海は青大の言葉を、自分を呼ぶ言葉を遮るようにそう言うと、青大の胸に顔を押し当てた。背中に腕は回さず、縋るように両手も青大の襟に添えた。
どのくらいの時間だったか、よく覚えていない。ただ、青大が皎皎とした月光のようにはっきりと覚えていたのは、七海から伝わる温かさ、そして、かすかな震えだった。
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