温故知新・タカミネコウのTOD的こころ~特集・同級生シリーズ 第2回
佐久間ちはる(同級生)
佐久間 ちはる

渇望したささやかな幸福
 理想の伴侶像を見出し、尤も現実に寄る

年齢/19 身長/164㎝ B/91 W/59 H/88 血液型/AB

華やかならざる生活背景に惹かれる

今時、彼女のような設定に似たヒロインが登場したとしてもメインヒロインとはならないだろう。
同級生シリーズにおいて、後の天下無双の完璧ヒロイ ンとして有名になった“ときめきメモリアル”の藤崎詩織の系統の太祖とも言える桜木舞や、“ツンデレ”キャラの原型としてその理想型とも言える田中美沙な ど、あらゆる「属性」の根本であるヒロイン達の中でも、鷹岑は無性にこの佐久間ちはるというヒロインに惹かれていた記憶がある。
勿論、ビジュアル的にもそうなのだが、彼女の設定とその生活背景が決して華美でもなければ、佐久間ちはるセレブの卵でもない。
口は悪くてどこかさばさばとしている。恋愛経験はそれなりにあり、今で言うならばきっとビッチだ悪女だなどと言われていただろう遍歴を積み重ねて、卓朗との出逢いは先負駅前でナンパされる―――と言ったもの。

かつては彼女を巡る三角関係を過去に、鎬を削って成就した恋愛も元彼の冷め切った態度に愛想を尽かし、自ら就いていた水商売への猜疑心も絡めてあっさりと離別してしまう。彼女の中では割り切ってはいるというものの、男性不信と呼ぶに近い思いはあったのだろう。
卓朗のナンパを受けたというのも因果のような関係があったのだが、夜の仕事の収入を考えれば、安定した職業になかなか就けず、今流行の引きこもりやニートではないが、彼女をして「無職透明」という言葉で飾る。
実は彼女は相当な努力家であり、礼儀も正しい。遊んできたというイメージがありながら、身持ちは堅く、曲がったことを嫌う性格だ。そして卓朗とのデートにもスーツを着て映画を奢るなど、太っ腹な面も見せた。

佐久間ちはるの家鷹岑が何よりも惹かれたのは、彼女の環境だろう。
木造二階建ての古い家。ごくごく一般の普通に暮らしているだろう、親子三人の家庭といった佇まい。
男が憧憬するのは家庭的な女性というのはまあ心底に脈々と受け継がれる根本なのかも知れないが、彼女は前向きで時々寂しげに卓朗に向きながら、修行中とい う手料理を出し、台所に向かう彼女の姿に卓朗は心を一気に奪われるのだが、傍目から見ても、一歳年上の姉さん女房の理想型という意味において今なお、同級 生においては佐久間ちはるを第一に挙げる。

嫁にするならば、彼女か氷川菜織(笑)

「俺の嫁」という言葉があるが、鷹岑が2000年前後より「俺の嫁」と位置し続けているのは、“With you~みつめていたい~”のヒロイン・氷川菜織である。流行の作品が出る度に「俺の嫁
」がコロコロ変わるような浮気性ではないのが鷹岑の自慢ではある(笑)
「With you~みつめていたい~」は鷹岑が18禁を含めたギャルゲーに傾倒していた時期の端緒とも言うべき作品であり、自身の中で「幼なじみブーム」と「お節 介」という二つの性質を持って今なお愛し続けているキャラクタが氷川菜織であったために、当時は話題性だけでプレイしていた同級生の素晴らしさはギャル ゲー傾倒のきっかけにはならなかったのである。
もし、ずっと早くに同級生を知っていたとするならば、俺の嫁は佐久間ちはるになっていたかも知れない。まあ、俺の嫁どころか、同級生が話題となった当時は前後左右を省みることなく暴走し続けていた若造ではあったのだがね(笑)