そうでしたか。お若いのに随分としっかりとした見識をお持ちのようで、是非将来はその論説力を活かした活躍の場を得られるように願っております。

まあ、鷹岑も神や仏でもない一介の脆弱怠惰な人間ですからね。そりゃあ個別の話ひとつひとつに対する不満というのは鬱積するのも当然な訳で、これからも考 察する上でそうした面を見せないという自信というのは、努力さえするものの、完璧にと言われれば正直ございません。曖昧な返事をするのは性に合わないの で、はっきり言いますが、ありません。
また、このブログや君町に限らず、漫画のレビューなどでも鷹岑は基本理念として持っているのですが、鷹岑の考え方や考察の中身というのは何の参考にもならないものです。
私は常々、自分の考え方を他人に押しつける、強要すると言う事は念頭に置かずに、「私自身はこう思っている」と述べているだけなので、当考察を読まれた人が、鷹岑の考え方に影響を受けて自身の指向性を変えると言うことは不本意であります。
自分自身の考え方を持たずに鷹岑も含めて他人の意見を聞き、都度左右にぶれるよな人は多分、鷹岑の寸意を理解することは困難でしょう。

またぶっちゃけた話、君町に限っては瀬尾が素直に「君町は当初からのコンセプトを変えた」と言えば済む話なんですね、個人的には。明確にイノベーションを果たせば鷹岑も、また批判層もネットや考察等でいちいちグダグダ言う必要もなくなるというものです。
まあ、そうした場合はタイトル自体を変えなければ筋道が通らないのではありますけど。
あおり文でもいつしか「同棲ラブコメ」と銘打っているので、タイトルも「君のいる町~○○編~」みたいに、新たに付け加えるか名前を変えるなりして、文字通りリスタートをすれば良いと考えています。
タイトルが変わると言う事は全く別の作品になるという訳ですからね。いかに登場人物や設定が同じであっても、タイトルが違えばそれは別作品であります。
連載当初からのタイトルで、すっかりと変質した物語を同じタイトルのままに続けているのは、筋道としてもなかなか通りにくい物であるような気が致します。

まあ、瀬尾の人となりは直接接している訳でもないので判る訳はありませんが、鷹岑程度の考察文程度で制作姿勢が左右されるというのも非常に問題な訳で、そ ういう意味においては瀬尾は自らのスタイルを一貫して行けばよいのです。そんなのは当たり前の話ですよね。一読者がこう言ったからこうした、ではプロでは ありません。

まあ、鷹岑が展開する論調というのはあなたが提起したカテゴリの何番に当てはまるのかは、人それぞれの考え方次第だと思うのですが、鷹岑はあなたが6番と 言われたので、俺は2番もそうじゃないかな?と申した訳で、せっかく提起して頂いたあなたには大変申し訳ないですが、これを見ている人によっては、鷹岑の 考え方は何番にでもなりうるものだと思ってますし、それがたとえ、鷹岑が信者やアンチだと思われ不本意なことであっても、その人がそう思っているのだから 仕方がないことだと思います。
一読者の端くれに過ぎない鷹岑が、同じ読者一人を説得することははっきり言って徒労ですからね。
鷹岑はこれも以前から言っていることですが、「10年先に記憶に残りうる作品」であって欲しいという事を述べている訳で、あくまで「鷹岑自身は」という範疇でしか語っていません。
人によっては君町は10年、いや20年後も残心に記憶に残る作品だ!と思われる方もいるでしょうから、それはそれで良いと思います。

漫画家は読者迎合をする必要は全くないと思いますけど、自分自身の基本理念に対する責任は絶対に必要だと思いますから、アイデンティティを喪失しているような発言を繰り返す瀬尾氏に対しての批判が静まることは、少し考えにくいように思えます。