五胡時代初の萌え系少女は、荀彧の来孫。

荀灌荀 灌

曹操の軍師と言えば真・三國無双的には郭嘉なんだろうけど、目下有名なのは荀彧に他ならない。
西晋の末年には、北からは劉淵やら石勒やら慕容廆らが押し寄せて大混乱。当然ながら国内は反乱が相次いだわけだが、その中でも宛城(張繍の居城で、典韋や 曹昂らが死んだ所)を守っていた晋の荀崧(じゅん・すう=山に松でショウじゃなくてスウと読むんだね)は、その荀彧のやしゃご。
この荀崧の娘こそ、知る人ぞ知る荀灌ちゃんで、ロリコン野郎ども垂涎(笑)の十三歳ながらにしてこの宛城を反乱軍の包囲から救ったってんだから、ご先祖荀彧も草葉の陰か、霊魂で視ていたとすれば、さぞかし聡明なこの子孫の美少女を可愛かっただろうと思われる。

「杜曾の野郎、夜盗のクセに調子に乗りやがって。ああ!でもやべえ、兵力も飯もねえ」
 多勢に無勢の宛太守・荀崧。ここに張繍に献策したように賈詡が居れば怖いものはないんだが。と青ざめて打つ手無し。そこへ、13歳(ここ重要)の溌剌美少女荀灌ちゃんが荀崧の袖を引っ張って言った。
「父様、襄城の石覧将軍のお力を借りた方が良いと思うの!」
「灌~、だからよ、周囲見てみぃや。人がゴミのよ‥‥じゃなくて、この包囲を抜けるのも一苦労なんだっつーの!」
「父様や他の武将じゃ目立ってだめだと思うから、私に行かせて下さい!!」
「はぁ!? お前、正気で言ってんのか? どこの世界に13歳の可愛い娘を戦場に‥‥」
「そこです!! 私が父様の使者に立つなんて、きっと敵も判らないと思うから! そこが狙い目なんです!!」
 てな感じかどうかは知らんけど、いずれにせよ、荀灌は変装して宛城の疲弊した民に変装して兵士を率いて城を出たんだわな。そんで許昌の管轄にある襄城太守・石覧の下に駆けつけて言った。
「おじさま!! お願いします! 父様を助けて!」
 瞳を潤ませる美少女に、石覧は二つ返事で救援を出した。
「石覧様だけじゃ、心許ない。‥‥そうだ! 周訪様のところにも寄っていく!」
 荀崧の莫逆の友である中郎将・周訪(呉の周魴とは漢字の偏違いだね)の元にも独断で駆けつけて援軍を要請したんだと。
 荀灌ちゃんがどんだけ美少女だったかは解らんが、二人のロリコンエロオヤジは、この少女の哀願に報いるべく5秒で援軍をデリバリーして宛城を包囲する杜曾軍をボッコボコにさせたんだとよ。

宛城は昔からよう包囲される因縁の城。その後、荀崧は司馬睿が呉の旧都・建業に建てた東晋に逃れて朝廷に出仕、荀灌ちゃんも成長して東晋の武将あたりと結 婚したんだろうね。歴史書には記載が薄いから詳しくはわからんらしい。昔の史書記録係は全く以て「萌え」を解っておらんな!(当たり前 笑)