君のいる町作者が描く、「漫画で分かる就職活動」
長門未沙によく似合ういい会社=「ワ○ミ」、 「ユニ×ロ」、「クロ○C」
~自然体の靑大弥勒、就活生を一蹴す

第238話評価

▼インターン全落ちの青大。一方、合説で知り合った長門は懸命の就活まっただ中。青大を誘い水本部長の父親が経営するレストランでの勉強会。緊張感が全く ない青大に苛つきながらも、自然体で接し好印象を受けている青大に感心し、何故か青大が勉強会のリーダーにまで就任する。貪欲に良い会社を求める長門の様 子が気になる青大だった。

今週は端的に済ませます。

今週、第238話なんだが、素でつまんないんですけど……。正直、書 くことも殆どありません。
がむしゃらに、マニュアルに沿った努力を続ける就活生と、常に自然体で事に臨む桐島青大。歯車が上手く回るのはいつも青大の方。泰然自若の恋愛弥勒の生き 方が出来れば、人生誰も苦労はしない。弥勒の霊験灼かな世界においては、約束された将来をただ辿るような内容には辟易とします。

長門未沙にぴったりな就職先がある。昨今、参院議員になった弱肉強食・自由競争の申し子W邉氏のグループや、世界同一賃金制度という革命的改革(笑)をぶ ち上げた、某世界的アパレル企業・Y井氏が率いるあの店。そして今年にはまた新たに、クロなんとかカンパニーとかいう優良企業も出てきたとか。なになに、 長門未沙の高い理想にぴったりな就職先がごまんとある。
まあ、瀬尾パラレルワールドに出てくるかどうかは分からんが、現実世界だったら、彼らならば長門のようながむしゃらな女の子を喜んで採用するだろうね。
そして、頑張った長門ちゃんには、トップからコレが贈られる☞
超適当ですが、超眠いんです。本当に有難うございました。

TVA君のいる町・第3回「突然、バタンチュー」

TVA第3回評価☆☆☆☆自転車に乗って

今回はアニメ後半への伏線を敷設した。開始約5分そこそこで最序盤最大の柚希謎の行動、チャプタータイトルであもある突然のキスが組まれた。
柚希が何故、七海を思い慕う青大に対してこのような行動を取ることになったのかは、原作では御島明日香編の顛末を考えればよく分かる訳だが、吉田氏も回想 シーンとして組み込んだのは技術的にも最も安全運転だったと考えられる。
まあ、七海を想っているのを知りながら、青大のファーストキスを奪う形を取ったと言う事で、柚希の性格の一片が垣間見られるところではあるのだが、柚希し か見ていないバタンチューという青大の基本設定からすれば、何ら不思議なものではないのである。

さて、その突然のキスシーンなのだが、件の通り回想の一場面として捉えられ、端的に流されたようなイメージがあります。ワンクールの制約なのかも知れない が、チャプターのラストシーンに持ってくることはしなかったようですね。
まあ、回想のラストシーンという意味においては、青大の心に枝葉柚希という存在を強く植え付けたと思いますが。
あぜ道のニケツあぜ道のニケツ▶

「ひょうたん池」と並ぶ、ラブコメ時代の君のいる町屈指の名場面として今も尚記憶に留める。
当初の謳い文句は、広島の田舎を舞台にした、初対面ですが同居します。と言うものであった。古里を描くことにそれほど拘りを持たないとする瀬尾氏だが、皮 肉なことに、ラブコメディとして純粋に機能していたのは、ドライに捉えていた広島編であったと言えるだろう。

ヤンデレ青大●夏越美奈、本格始動

今回の話は本編第85~87話(単行本第10集)を基軸に描かれたわけだが、青大のヤンデレ顔がある意味見所なのかも知れません。
モブキャラから一気に昇格した夏越美奈の本格デビューの回だったわけですが、なるほどアニメ化をして改めて観てみると夏越美奈の人気っぷりと言うのが良く 分かるような気も致します。
図書蔵書の整理や喫茶店などの場面が簡略化されて、ある程度好感度が高い状況からのスタートのために、本編以上に青大に対して天然ボケキャラとして接して くる意味合いは少なくなっていますが、劇中の清涼剤的な役割を与えられたのは、唯一の救いであったような気もします。
夏越美奈(TVA)◀夏越 美奈(TVA版)

原 作未読ならば青大を廻るヒロインの一角を占める位置にありそうな雰囲気を持つキャラクタだが、舞台が東京編に移行してすぐにモブキャラから昇格したとい う、瀬尾氏にとっては異例の扱いを受けたキャラ。思い込みが強い天然ボケキャラで、言動行動が周囲に理解されない、青大が気になって仕方がないという実に もどかしい立場を演じている。青大と柚希の帰結後、隣人として彼女があったならば、もっと人気が出て然るべきキャラだったかも知れない。
演じるのは、傑作「ToLOVEる」ではメインヒロイン格の西連寺春菜や、「織田信奈の野望」で主人公と張り合い、信奈に執着する明智光秀役など、多岐な立ち回りをこなす若手声優の矢作紗友里君。