桐島青大×浅倉清美編 涙の夜に・後日譚
約束の未来
from 君へ…~JUST ONE~ Memories off complete

featuring JUST ONE from DEEN

桐島青大×浅倉清美

第五話「君のためにバラードを
Chapter's atmosphere 君のためにバラードを Junichi Inagaki

君のいる町・鷹岑流創作小説 アトモスフィア・イメージ
 Starting Over /DEEN  その手を伸ばして / 稲垣潤一

イメージキャスト

浅倉清美 … 遠藤  綾

真理谷信崇 … 保村  真

風間恭輔 … 小野 大輔



第五話のアトモスフィア・イメージには、稲垣潤一さんの名曲「君のためにバラードを」を起用しています。俳優の織田裕二が本格的に演劇界の軌道に乗ったと される伝説的な映像作品である昭和62年(1987年)の「愛はクロスオーバー」という映画の主題歌です。何故この映画の主題歌なのかという事ですが、コ ンセプトがカーレーシングと言うことで、何となくバイクに傾倒している風間恭輔をイメージするのにマッチングしていたなと感じたものです。曲を聴きながら、今回の話の場景を想像してみるのも一興かも知れません。
鷹岑の書く駄文は結構、楽曲のイメージに想像している部分が多いので聴かれた方がイメージが沸きやすいです(笑)

※注
よくTwitterやメール、BBS書き込み等で小説の更新はまだか?という質問を受けるんですが、そうした質問には一切答えないポリシーで鷹岑はやってきています。
そういう更新したよ、と言った個人的なお知らせや回答を得てその時だけ閲覧するというような方よりも、毎日ではなくても、時々訪れて鷹嶺創書院はどうなっているのかな?という感じで長い間覗いてくれる方のためにやっています。

今回はあまり間を開けませんでした。我ながら凄いと思っています(笑) この調子で、更新頻度を徐々に縮めてゆきたいと思います!

本文抜粋

「おーっしゃ! 第一段階クリアーーーーイェイ!」
 教習所の正門に自慢たらたらと高笑する恭輔を、清美は不安そうに溜息をつく。
「これで愛しのSRXに――――うはっ! マジヤベえ」
「何言ってるのよ。まだまだ先は長いんでしょう?」
「まぁ――――な。ま、でもよ、着実にステップは踏んでっぺ?」
「う――――ん、まぁ……ね。取りあえず良かったわね――――って、何か素直に言えないわ。恭輔くん、本当に大丈夫?」
 制服のブラウスの上から、細くくびれた腰に両手をあてて、清美はそこはかとなく偉そうにはしゃぐ恭輔を見つめている。