週刊少年マガジン・2017年最終号(2018年4・5合併号)の感想・考察

三浦介糀(みうらのすけこうじ)、満を持し出撃するも突出したサービスカットとライバルキャラを終盤に出し急ぎ主人公の肉付けに間に合わず
 八畳公、楽神に近きハイテンションの維持・読者疎通に暗雲を漂わせ、五等分、筆致の品質を微粗化せしめ年末を締める

先生、好きです。 三浦 糀

第1話「女子校教師になってjkと恋してみたいと一度でも思ったことはありますか?」 評価★★★★★御祝儀相場)/アンケート投票対象作品

詳しくは、作者・三浦糀氏への上疏文を認めて郵送にて編集部宛に主だった疑問点・善悪点を列挙させていただいたのだが、基本的に読切時代の「先生、好きです。」や、前作「青空ラバー」と比較して筆致のモアレが相当取り除かれたというイメージが強い。
確かに、設定は面白く、三浦介氏の筆致が相まって「胸キュン」の相乗効果を得ていると言えるのだが、私個人としては宮島氏「彼女、お借りします」、春場氏「五等分の花嫁」と比較されるほどの昂揚感というものにやや物足りなさを感じたというのが正直なところである。メインヒロイン・市川

まず、ラブコメとしてまるで必要不可欠な要素とされつつある「エロ」。ヒロイン市川のパンチラから始まって裸を描いたわけだが、必要不可欠な要素だったのかという疑問を禁じ得ない。と、言うのもまず肝心要の主人公である、樋口夕樹のキャラの位置付けが定まっていないうちに出された、ヒロインのサービスシーン。マガジンラブコメの悪習とも言える瀬尾流・流石流の安易なサービスカット濫発の轍を踏みやしないか、という懸念がある。この悪習は瀬尾・流石両氏のように、マガジン編集部のプロテクトが掛けられた作家ならば多用して憚らないのであるが、新進気鋭の作家にはなかなか難易度が高い。正直な話だが、私はヒロイン・市川のサービスカットに喜ぶどころか、寧ろ老婆心が生じて読者層への阿諛迎合を焦ってはいないか、という方が強く感じたのである。
第1話最終盤に、黒板に堂々と告白文を書き綴った渡辺さんという黒髪ロングの寡黙系美少女が早くも出てきた。主人公が一体どう言うキャラクタなのか、何故モテるのか。男性読者として感情移入が出来るかどうかの肉付けがはっきりとしないままに、いきなり二人の美少女に想いを寄せられるという設定である。成年系ゲームや、成年誌系ではこう言うのを「意味もなくモテる」と私は昔から定義づけているのだが、昨今の読者は目が肥えていて、ただ可愛い女子高生に言い寄られる、というだけでは心動かされるものではないようである。

読切時とはほぼ相違はなく、終盤に渡辺さん登場のための加筆程度に編纂された作品だが、毛並の違ったところで、別冊少年マガジンで連載中の長門知大氏「将来的に死んでくれ」にレゾナンスされる作品になり得そうだ。謳い文句は、エロキュンだが、そこに重視してしまうと瀬尾・流石氏の二の舞を演じることになって読者層の離反は避けられない。ストーリー的に教師・生徒というある意味禁断とされている「牆」が焦点となるのだから、必然的に、主人公・樋口夕樹を気にかける女教師の登場は不可欠と言えるだろう。エロやサービスカットはマガジンそのものとして飽和状態であると言うことを、三浦介氏は理解しておく必要性を、私自身は感じたのである。
まあ、満を持した新連載第一回なので、評価は高くし、アンケートも入れておいた。次週以降の展開を待ってみようと思う。

青春相関図 廣瀬 俊/三宮宏太

第16回「イーグル」 評価★★★★アンケート投票対象作品

センターカラーの紫エリカのエロさのお陰で、星評価が二つほど上がったのはここだけの話です。正直、どんな計を仕掛けていようがそれによって死を迎えることになろうが、私だったら魔女・紫エリカとそう言う関係になれるのでしたならば、四の五の言いたくはないです(笑) まあ、紫エリカもまた、心攻で心から服従させるという楽しみがあるのですが(笑)

風夏 瀬尾公治

第183話「ふざけんじゃねェ!」 評価

青春相関図と、リアルアカウントの間に挟まると、思わず読み飛ばしてしまいそうになりますな(笑)それにしても、各有名バンド達の忠誠度が皆、危険水域ですねえ。榛名神人軍がどんだけ最強なんですか。

ドメスティックな彼女 流石景

第169話「狭まりゆく選択肢」 評価★★

陽菜の交際相手・種部健悟。咬ませ犬からの脱却はなるか、と言うのが目下の焦点。どうかな~~??

不滅のあなたへ 北条大今相模守良時

第50話「彷徨う殺意」 評価★★★アンケート投票対象作品

ハヤセは事実上のヒロインですから。植野たーん!!!

五等分の花嫁 春場 ねぎ

第19話「焦りのデスロード」 評価★★★★アンケート投票対象作品購入動機対象作品

気のせいだが、作品全体のアトモスフィアにワクワクさせるような昂揚感が少なくなってきたような気がする。星評価1マイナスはその懸念を表している。起床時壁時計が遅れていることに気づく風太郎、細かいことを言えば電波時計が主流の昨今、遅刻しそうでパンを咥えながら通学路を疾走する、なんてベタな展開よろしく、五連星それぞれの生涯を控えて学校へと疾走。何故か外人の少年が迷子であったり、コンビニでおにぎりを奢る奢らないのバカップルとか。三玖や一花の指導の成果は確実に現れているようだ。よきかなよきかな。俊足四葉のドッペルゲンガー変装でチートな遅刻回避を画策するが、生活指導の教師は、四人の変装にまるで気がつかない、ゲーム・同級生の天道新幹線なみの筋肉脳なのかも知れないというご都合だ。天道に糺問室に連行される上杉風太郎の想いを託された五連星。
誰かが赤点で風太郎家庭教師解任。そのほうが話の裾野は広がるんだけどなあ・・・。

8畳カーニバル よしづきくみち

第6回「初めてのお誘い」 評価★★★

何となくテンションが椿太郎氏の「楽々神話」のレジスターに近いものを感じる。花澤緑多と瑞野しおのラブコメディも描くつもりならば、踊りがどうのと言う部分がどうも助成効果があるというようにはなかなか感じられない。まあ、タイトルコンセプトから無理矢理でも「踊り」でピコ太郎を目指すのだろうが。

彼女、お借りします 宮島礼吏

第24話「彼女と彼女⑤」 評価★★★★アンケート投票対象作品

今回は水原はプライベートモードで和也と会っていたと言う事か、成程。徐々に公私の垣根が崩れてきているな、良い傾向だと思う。更科ルカの目論見というのがよく分からないのだが、BPMというのはルカ的に和也との相性度を測っていると言うことで良いのだろうか。
それにしても七海麻美の出番がすっかりと消滅。いずれ出てくるんだろうが、誰だった気お前、状態にならないように願う。


今号の中で一番面白かった作品5つ
❶ 五等分の花嫁
❷ 彼女、お借りします
❸ 先生、好きです。
❹ 青春相関図
❺ 不滅のあなたへ
一番面白かった作品
五等分の花嫁
読んでない作品
ランウェイで笑って
購入動機対象
五等分の花嫁
新連載「先生、好きです。」について。面白かったですか?
面白かった
良かった点3つ
㈠ ヒロインのキャラ
㈡ 生徒と先生というテーマ
㈢ 絵
悪かった点3つ
㈠ ストーリー展開
㈡ サービスシーン
㈢ 先生のキャラクター
主人公・樋口に対する印象3つ
㈠ 羨ましい
㈡ 地味
㈢ 魅力がない
ヒロイン・市川に対する印象
かわいい
今後の展開に期待する点3つ
㈠ ちょっとエッチな展開
㈡ 先生以外の男ライバル登場
㈢ 生徒以外の女ライバル登場
グラビアまた見たいのか
いいえ
4・5合併号に対する満足度
普通
本誌に対する意見感想・不満に思うところなど
三浦糀氏への感想考察は別郵便で上呈していますので編集部から三浦氏へお伝えください。
ラブコメ、または擬した作品が跳梁跋扈をいい加減に止めなければ、コミックスの売上げは
右肩下がりの一途でしょう。風夏、ドメステ、ランウェイの淘汰。
マガポケで新人の積極採用など。
面白くなければ、単行本は買いません。当たり前の話です。