週刊少年マガジン・2018年第6号(年始第1号)の感想並びに考察記事

五連β星、機転を以て風太郎を扶け、好感信頼値のボーダーラインをクリアせしめ
 三浦介糀、師弟ラブコメを能く描かんと欲するも肝心肝文を逸し、読者の末端鷹岑が諫言上疏に及ぶこと

五等分の花嫁 春場 ねぎ

第20話「中間試験」 評価★★★★アンケート投票対象一番面白かった作品対象購入動機対象

デレた五月全員赤点回避、という事は目下の予測通り無かったが、二乃の機転で「五人それぞれを合わせて五教科赤点回避」という詭弁で父を籠絡して風太郎の家庭教師解任を阻止した。つまり、これを以て五連星の風太郎に対する家庭教師としての好感度・信頼度が基準点に至ったと言う事なのだろうが、私は一点だけ不満がある。
ここは私が前から言っているように、課題をクリアできなかった事による家庭教師解任とした方が、物語として抑揚が出たと言えるだろう。中野の父親も「嘘は判るからな」と言っている以上、二乃の機転も一時凌ぎにしかならないはずである。

風太郎を一度解任させ、五連星の反応をそれぞれ中野父が、一人の血の繋がる肉親として捉え、存在が明確で無い母親(妻)とのエピソードに絡めて、五連星側から、どうしても上杉風太郎に家庭教師を頼みたい、風太郎でなければならない。という説得力のある展開・構成の方が読んでいる方としては見てみたかった気がする。悲しむ三玖
「二乃が言うのならば間違いが無い」という中野父の反応に対する根拠としても不足している。幼少時期の接点も含めての話の種としてあるのかも知れないのだが、解任され五連星との関係も断たれた後、再び赤貧洗うがごとき生活の中で、五連星が風太郎じゃなきゃダメみたいと衷心から思わせるような形が欲しかった。今回のような解決策も良いが、中野父が娘を託すという重要な局面をどう考えているのかが軽くなってしまったのは否めない。要するに、ご都合主義という悪しき言葉が生まれてしまうのである。
家庭教師としての遺言を個々に残し、一番風太郎を信頼し、離れたくない気持ちが絶大な三玖の不安な表情と言葉が、男性読者の心を強く捉えて止まない。そう言う部分はさすが判っている。

「五等分の花嫁」の特筆大書は、春場氏によるキャラクタの魅力にあるのだが、折角良い浮沈効果を持たせて行けばもう少し伸び代があるような気が私にはする。
そういう意味で、アンケート三種は入れたが、評価は-1の星4。

彼女、お借りします 宮島 礼吏

第25話「彼女と彼女⑥」 評価★★★★アンケート投票対象作品

「更科るか」の行動理念は和也と千鶴が、顧客とレンタル彼女の範疇を超えたものかどうかを確認するためのものである、と考えた方が良い気もする。栗林駿は咬ませ犬としてあまりにも哀れだが、るかの行動に木ノ下和也に対する真剣な「恋愛」がどうも稀薄な気がするので、個々で引き下がらずに様子見をしていても良いだろう。まあ、栗林は和也ほど見境を失うようなキャラクタ、と言う風には思えないので頑張って貰いたいところ。和也のレンタルはもうやめようは、すでに挨拶代わりのようなものだ。本気を出すならば住居を内密に別の場所に移すなどいくらでも方策はある。

先生、好きです。 三浦介(みうらのすけ) 糀

第2話「生徒2人から同時に迫られたことはありますか?」 評価★★★アンケート投票対象作品

別冊少年マガジンの長門知大氏「将来的に死んでくれ」を少しオマージュしたような構成展開である事は多分、前回の評価で述べたと思う。詳細は諫文上疏として三浦氏に奉呈するつもりなので、ここでは簡潔に述べるが、まず、ラブコメとしての私の持論として、「ラブコメの主人公は、女にもてない、今までモテたことがない、縁が無い」という設定は極めてナンセンスである、と言うことである。ほら見ろ女にモテているじゃないか、縁があるじゃないか。非リア充である、というキャラクタ付けを強調すればするほど、作品そのものの筋道が通らなくなって瓦解してゆくものである。
「三行で判るあらすじ」と言う部分の一つ目である「樋口先生は、非モテ女子校教師!!」とあるが、既に、後の二点との整合性が取れていない。キャラクタの筆致、市川・渡辺のツートップヒロインは確かに可愛いが、キャラクタや世界設定のそう言う齟齬は、蟻の一穴となる事を三浦氏は覚悟しておくべき。ラッキースケベや、三者同衾等といったサービスシーンよりも、なぜそうなのか、基本の部分をきちんとした方が長期連載への光明を得る切っ掛けになると考える。

ドメスティックな彼女 流石組

第170話「それでも心は」 評価★★

どうもこの作品、咬ませ犬が多すぎて、猫と並び、犬好きの私にとっては辛い話が続きます。

特別読切「スナップ ノスタルジー」 維祈 響起

別途上疏

青春相関図 廣瀬 俊/三宮 宏太

第17話「対極の2人」 評価★★★アンケート投票対象作品

面白いんだが、ここで紫エリカの母親が登場させるなど、無理矢理すぎる。収斂を急げば穴だらけになってつまらなくなってしまう。もう少し、緩やかな流れで言って欲しいものである。
究極の結末は、春自身がラスボスだった、と言うことだが、その憶測も今更感だろうか。だが、何となく現実味が帯びてきたような気がしますね。

寄宿学校のジュリエット 金田陽介

第14話「露壬雄と手李亞と学園祭Ⅱ」 評価★★★

金田さんには申し訳ないが、別冊少年マガジンへの帰還が一番順当だと思う。はっきり言って「飽き」です。ラブコメ飽和状態の週刊少年マガジンにあって、外様移籍派のジュリエットは、相関関係もまだはっきりと把握されず、敵対している国同士という設定ながらも、緊迫感も今のところ無い。美少女キャラが詰め込みすぎてまず憶えられない。本宗家への帰還で、小林俊彦氏の「ぱすてる」流を目指すべきでしょう。

風夏 瀬尾公治

休載 評価★★★★★

君のいる町っぽいような描き下ろしがありましたが、風夏自体は休載なようなので、評価は高くなりました。

不滅のあなたへ 北条大今流 良時

第51話「訣別の火」 評価★★★

ハヤセが美しい・・・。でも鷹岑は「死なせるだけが、手法に非ずや」と大今氏に上疏。読まれたか、大今公。このマンガが凄い!おとこ篇第3位、言祝ぎ申し上げる。


今週号を読んで面白かった作品5つ
❶ 五等分の花嫁
❷ 先生、好きです。
❸ 彼女、お借りします
❹ 青春相関図
❺ 徒然チルドレン
一番面白かった作品1つ
五等分の花嫁
読んでないものを1つ
ランウェイで笑って
購入動機対象作品
五等分の花嫁
年末年始(12月15日~今日まで)に旅行(泊まり含め)行ったか
旅行はしない
初詣は行ったか
家族と初詣に行った
おせち料理は食べましたか
1~2回だけ食べた
年賀状は出したか(メールやSNS等を除く)
1~9枚出した
貰った&あげたお年玉の金額合計
もらいもあげもしなかっった
グラビアはまた見たいか
いいえ
6号の満足度
普通
面白いと思うこと、不満に思うことはなに
年初、おめでとうございます。それぞれの作品に関しての巧拙に関しては個別に上疏させていただくとして、
編集部に対しては、全体的に何かスカスカとしたものを感じませんか?
マガジンポケットにチャレンジ的連載を持っている作品の方が、いきいきしていると思いませんか?
紙媒体至上主義や、老舗古参作家のネームバリューだけでは最早時代遅れだと知るべきでしょう。