別冊少年マガジン 2018年第7号 感想と考察


僕の彼女は最高です! 伊織/髙田タカミ

アンケートには入れなかったけど、面白いラブコメである事に間違いは無い。恋人から満願成就へ、着実に進んでいる二人の関係が良く映る。

あかまつ 作井ルビ

テンジュの国と両立するマッタリ日常系のゆるふわファンタスティックコメディ。折角、会津若松を舞台にしているのだから、歴史に触れて行く事も大事。テンジュにも同じ事を言っているのだが。

将来的に死んでくれ 長門知大

二話掲載。普通のボーイミーツガールものと、俊・小槙の一進一退の仲を描く。際立って突出した作風ではないのだが、月刊誌連載で単行本が第四冊目に至るというのは、地味ながら凄いことだと思う。

アリシアさんのダイエットクエスト 藤原あおい

私は身を以て経験した。食わなきゃ痩せるよ。食うから太る。10キロ近く落ちただけで、世界は変わる。というか、元に戻る。

純とかおる 二駅ずい

二駅流。落し所はどこなのだろうか。考えてみれば、二人は不可逆的に離れることが破風可能な状態である事は確実。

荒ぶる季節の乙女どもよ。 岡田麿里/絵本奈央

菅原朝臣新菜の告白で驚天動地、停滞していたものが一気に動き出す展開が良かった。新菜が「執着」と称して、泉への略奪の奸心を生み出したのは大いに評価。いいぞ、もっとやれ。

テンジュの国 泉一聞

「あかまつ」の作井氏とアトモスフィアが重なる。歴史を表現し、厚みを持たせたいところですね。


面白かった作品、6作
① アリシアさんのダイエットクエスト
② 将来的に死んでくれ
③ 特別読切『非・リア王~パリピ本願~』
④ 純とかおる
⑤ 荒ぶる季節の乙女どもよ。
⑥ テンジュの国
一番面白かった作品1つ
荒ぶる季節の乙女どもよ。
本誌全体に対する意見・感想など
週刊少年マガジン本誌と較べれば、非常に温和で殺伐とした雰囲気が殆ど無いというのが特徴だと思います。
月刊誌が故にマッチングしている作品、週刊本誌に出しても良いと思われる作品、様々ありますが、私としては現状のままの方が現実的かと思います。
荒ぶる季節の乙女どもよ。に対する意見・感想
以前より上疏を認めてありましたが、いよいよ終結に向けて物語は進んで行くんでしょうか。
コンセプトは荒ぶる季節とのことですが、彼女たち美少女にとって、本当の意味での荒ぶる季節というのは、男の読者から見て、非常に羨ましいものであり続けました。
まあ、地獄の底に叩き落とされて藻掻き続けるような荒ぶる季節、なんてものは見たいとは思わないですがね(笑)
テンジュの国に対する意見・感想など
非常に面白いんですが、作井ルビさんの「あかまつ」とアトモスフィアが重なります。
折角、チベットを舞台としているのですから、やはり、チベットの歴史を物語の中に取り入れて行く事が、独自性を拡げて行く事になると私は思います。
吐谷渾から吐蕃王朝などの話題にも触れて、チベットにより造詣の深い部分を私は見てみたいと思います